★ 目覚めの一曲 #21 ★

今の自分は過去が築いた結果です。

先週はお休みを頂きました。日常の習慣を非日常的な環境で実行するのも時に面白いかも知れませんね。今年もあと3カ月を切りました。今の自分は過去が築いた結果です。自分が手に入れたい未来を築くには、今日今の「必然的偶然」がカギだと意識するようになりました。

数年前は生活の心配が要らない時間をどう作るかが課題でした。その時間が出来れば自然に次の準備に集中できるものと思っていました。日常生活に於いて、時間や空間を共有する人の影響は計り知れません。本質的な時間を確保。その時間を充実させるか。その思いが強いほど邪魔が入りがちのようです。

タマったものではありません! 悶々とした時間にもランニングコストが掛かるのですから... でも... 人って、意外と何となく生きている生き物。「何となく...」が、一番楽しかったりします。悶々としたことも忘れています。要するに... 「自分で選んでいることに気が付いていない」。一喜一憂しているだけで、実に身勝手な存在だったりします。その向こうにある本質的なことは... 実は「志」だったりするようです。

自らを省みる「魂」の存在。最近、古事記を読むようになり、様々な資料に触れるようにもなりました。それは古代日本で育まれたこと。近年、タブー視されてきたこと。にも拘らず... 西洋社会で発展するはるか昔から自然に存在していたことでした。

これからしばらく、読書会は... コンテンツの充実を主体に進めようと考えてます。FacebookなどのSNSはフロー型で、折角記載した物が流れてしまします。ブログなどのネット上で本棚のような空間に整理整頓したいと考えてます。未だ告知はしておりませんが、参加したいと表明して下さる方々が出始めています。とてもありがたいことです(^^♪

今回は七冊の内、五冊目を読んでいます。新釈古事記伝・第五集「勝佐備(かちさび)」、第七章 「いふき」を読みました。いよいよ、三柱の毘賣神(ひめがみ)がお現われになる場面です。天照御大神の「いぶき」を受け、須佐之男命の十拳劔(とつかつるぎ、殺人剣)が生太刀(八拳劔、やつかのつるぎ)に生まれ変わります。また、三柱の毘賣神(ひめがみ)がお生まれになります。

①多紀理毘賣命(たきりびめのみこと)、またの御名を奥津嶋比賣命(おくつしまひめのみこと)。②市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)、またの御名を狭依毘賣命(さよりびめのみこと)。③多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)。其々の毘賣神について、須佐之男命の心境を説明しながら、著者がその御名を表現しています。

奥津嶋比賣命:

大海原の沖にある嶋や山深い奥地の土地の「貴さ」を意味する。

市寸嶋比賣命:

嶋(古語で国土)、即ち全ての国土の「良さ」を表現。

狭依毘賣命:

如何なるものも麗しくあらしめようとする心。

多岐都比賣命:

変化の中に麗しさも進化も繁栄もあることを象徴する。

ここで、「いふき」、その言葉の意味に注目します。①まず、「い」「ひ」「み」、其々の言葉の意味をおさらいします。「い」は真心、本心を現します。「ひ」は根本の力。「み」は「い」とほゞ同義語②「ふく」は発動、活動、創造、生成を意味します。十拳劔は技術・物質文明の象徴。人類の幸福の為にそれを使いこなす力が「い」であり、「ひ」となります。三柱の毘賣神は「いのち」を象徴します。十拳劔が生太刀となることで、「いのち」を育み、成長や発展を助ける役割を担うことになります。


さて、今朝の目覚めの一曲は...

Grateful Dead with Ornette Coleman

https://youtu.be/6-ag92bO1j0