★ 目覚めの一曲 #38 ★
子供の頃の疑問... 今思えばかなりオマセだったかも知れません。子供なりに大人の社会を見て色々と考えていたのでしょう... あの瞬間に感じた違和感。最近の思考の機会に"その"背景まで分かる瞬間が訪れます。もしかしたら、専門書数冊分の読書量に匹敵するやも知れません。実に楽しいものです。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第38回<<
今週も清々しい気持ちと共に、
「今朝の目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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Radical Something
Lemonade
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https://youtu.be/1gl-esGxqEY
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第31回<<
「新釈古事記伝」阿部國治氏著
七冊の内、七冊目を読み進めます。
新釈古事記伝・第七集「八俣遠呂智(やまたのおろち)」、
第八章 「やまたのおろち」を読みました。
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~ 八俣遠呂智(やまたのおろち) ~
前回は櫛名田比売(くしなだひめ)と、父母(足名椎命・手名椎命)との出会いから、お話が始まりました。「高志に居る大蛇八俣遠呂智がやって来て、毎年娘を一人ずつ食うのです...」と、嘆きを須佐之男命に訴えかけたのでした。
- 目が酸漿(ほおずき)のように真っ赤
- 頭と尾が其々八つ
- 体には苔が生え、檜や杉の木が繁っている
- 長さが八つの峡谷の尾根をぐるぐる巡るほど
- 腹が爛れて血が巡っている
更に、足名椎命が八俣遠呂智を詳しく説明するのでした...
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「古事記」にまつわるお話。
毎週木曜日の朝、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。
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鉄の生産と洪水の密接な関係 その①
~ 斐伊川がオロチの正体? ~
『一般に八岐大蛇伝説は人間を困惑させる大蛇の退治物語として普及しています。阿部國治氏は「三種の神宝」の一つである、神剣の由来の物語であると主張します。』と、以前このようにご紹介致しました。好奇心に任せてネットサーフィンをするのはとても楽しいです。ただ... 時間を際限なく使ってしまいそうです(^^; 「鉄の生産と洪水の間に関連性は存在するのか?」。ネットサーフィン中に感じたその疑問を基に、ここでは著者・阿部國治氏の視点にできるだけ沿う形で調べてみました。
須佐之男命が降り立った出雲の鳥髪(船通山付近とされる)は「たたら製鉄」の盛んな土地だったそうです。たたらに必要な木炭生産の為に、多くの森林伐採が行われた可能性が推測されます。
『暴れ川・斐伊川(ひいかわ)を畏敬し、八俣遠呂智(やまたのおろち)と表現したとする説』
(出雲観光協会▶ https://www.izumo-kankou.gr.jp/714)。
ところが... 斐伊川が「たたら製鉄」による氾濫が顕著になった原因は江戸時代に盛んになった「鉄穴(かんな)流し法」だとされます。更に、文中に大蛇・八俣遠呂智が「高志」からやって来たと、紹介されています。大蛇が斐伊川であることが説明しずらくなってしまいます。次回は「別の説」をご紹介したいと存じます。
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