★ 目覚めの一曲 #37 ★
『行間を読む力』
文章と文章の間に潜む著者の意図を読み取ることです。出来事と出来事の間に潜む何かを推測するのも「好奇心」の成せる業なのでしょうか? 古事記の読書以外に或る科目を勉強中です。元来、苦手意識があるせいかなかなか進展しません(^^; とても恥ずかしいので、克服したことのみカミングアウトします... その科目はある道具を使います。「カタカタカタ...」。その音を耳にするだけで体中の筋肉が硬直! 自分が手にれたい可能性の途中にあるのです。何とも皮肉なものです。
「暗記⇒アウトプット」
このような単純な作業では苦痛'のみ'感じてしまいます。学んだことの背景や、それを学ぶことでどんな素敵な出来事が待ち受けているか? もしかしたら... そのようなワクワク・ドキドキ感がないと、ダメな人なのかも知れません。近日、「働く」ことへの価値観を語ったコンテンツ*に触れました。西洋社会はキリスト教的な発想*で構成され、「働くことは贖罪である」と、紹介されていました。
『日本人は人生観を働くことに反映させる...』
そのような趣旨を耳にして、「日本人として生まれて良かった」と、心の声が聞こえました。いずれにせよ、今いる所から'しか'未来は築けません。「好奇心の力」を信じたいものです。
*ある特定の宗教に対して、批判や差別を意図する内容ではないこと。そのようにコンテンツでは紹介されていました。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第37回<<
今週も清々しい気持ちと共に、
「今朝の目覚めの一曲」を
ご紹介いたします。
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We Came to Party
Con Bro Chill
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https://youtu.be/8qmmC5g-1xQ
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「古事記」にまつわるお話。
毎週木曜日の朝、行きつけの喫茶店で
古事記の読書と内容をまとめています。
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「ヒロイン・櫛名田比売」
櫛名田比売(くしなだひめ)は茨城県にも所縁のある神様でした。笠間市の稲田神社に御祭神として祀られています。なお、境内に夫・須佐之男命と父母・足名椎命・手名椎命、そして祖父・大山津見神を祀る神社が鎮座しています。稲田神社の離れには、櫛名田比売が降臨した場所があるそうですが...
参照: 神社と御朱印
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https://jinja.tokyolovers.jp/ibaraki/kasama/inadajinja
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第30回<<
七冊の内、
七冊目を読み進めます。
新釈古事記伝・第七集「八俣遠呂智(やまたのおろち)」、
第八章 「やまたのおろち」を読みました。
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「流れ来た箸」
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この節では須佐之男命と親子の自己紹介でひとくくりになっています。あまりにも単調なので、深堀しながらお話をしたいと存じます。
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現し国に降臨した須佐之男命が肥の河(ひのかわ、現在の斐伊川(ひいかわ))のほとりを歩いていました。そこから物語が始まります。拵(こしら)えたばかりの新しい箸が幾つも流れて来たことから、櫛名田比売(くしなだひめ)とその父母に出会います。親子が泣いている様子に痛く心を痛めた須佐之男命が話しかけました。
櫛名田比売(くしなだひめ)の父母を其々、足名椎命・手名椎命(あしなずちのみこと、てなずちのみこと)。その夫婦の名前には様々な意味があるそうです。その一つに「親が子を慈しむ様子*」とする説(wiki.)があり、個人的にも気に入っています。とても、物語に深みを与えていることでしょう。
さらに、大山津見神(おおやまつみのかみ)が櫛名田比売の祖父に当たります。「つ」は「の」、「み」は神霊を意味します(wiki.)。「大いなる山の神」と言ったところでしょうか? 大山津見神は伊邪那岐と伊邪那美との間に生まれた神様。櫛名田比売と須佐之男命は遠い親戚関係でした。阿部國治氏の記述には、「由緒ある家柄ですね... 泣いている理由を聞かせて下さい。」と、ありました。一族が困っているので、是非力になりたいと思ったのかも知れません。
*「ナヅ」は「撫づ(撫でる)」。「チ」は精霊の意。
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