★ 目覚めの一曲 #28 ★

「来年への思い」

未来をそっと妄想してみたり、過去数十年に渡って回想したり... 今週も読書と物思いの時間がやって来ました。「古事記」の読書。その機会を通じて、自らを省みる時間になっています。

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毎週木曜日の朝、行きつけの喫茶店で

古事記の読書と内容をまとめています。

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「古事記」に興味を持ったそのキッカケのお話を続けます。

今年は神保町で古書を一冊入手致しました。原典が和書で4巻一組。その写しを基に一冊として再編集された本です。原典は幕末に編纂されたもので、地域の成り立ちを逸話仕立てで解説。浮世絵師による絵図が多く描かれています。その本の数頁に、先祖が活躍した地域、その成り立ちが描かれておりました。お寺と神社が並んでいます。神話に於いて初めて出現した島。神社は神功皇后の逸話と軍神の名前に由来します。一回目でお目当ての頁を開いた奇跡も起き、とても胸が躍った瞬間を味わいました。訪れたことがなく、いつの日か旅してみたいものです。世界各地に神話と称される物語が存在します。聞くところによると、神代の逸話が現存する人物まで繋がることは極めて稀なことのようです。

☆★☆━━━━━━━━━━━━━━第20回<<

七冊の内、

七冊目を読み進めます。

新釈古事記伝・第七集「八俣遠呂智(やまたのおろち)」、

第二章 「おもいかね」を読みました。

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天照大御神が天岩屋戸にお籠(こも)りになり、八百万の神々が天安河原に集合しました。「おもいかね」と称される一柱の神の登場です。古事記では「常世思金神(とこよのおもいかねのかみ)」と、表現されます。時間や空間を超越し、霊界・精神界・物質界に渡り普遍妥当な判断を下す、実在に役立つ指導力を持つ神。天照大御神のお籠り、八百万の神々の神集いに於いて、「おでまし」までの策を講じる神様です。

「高皇産霊(たかみむすび)の息(みこ)思兼神と云(い)う者(かみ)あり、思慮(おもいはかり)の智(さとり)あり(日本書紀)。」 高御産巣日神の子。天照大御神の輔翼者。邇邇芸命を初めとする天皇の輔翼者。受け持ちを「思い兼ね」と、著者・阿部國治氏は説明します。また、役割をより的確に表現する趣旨で、「思兼神」の漢字を用いています。

ここで、天照大御神のお籠りの原因、そのおさらいを致します。須佐之男命と八百万の神々との幸御魂の作用から勝佐備(搗ち合い)が生じました。思兼神の「思い兼ね」とは奇御魂の完全な働きを取り戻すこと。即ち、幸御魂と奇御魂の調和した正しい荒御魂の状態に回復することになります。

さて、

今朝の目覚めの一曲は...

Audrey Hepburn

Moon River

https://youtu.be/vnoPke8tlAs